タイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130と象印 オーブントースター EQ-JA22の違いを比較してみました。
この2つのオーブントースターは、
2.火力やヒーターの本数は?
3.トーストを同時に何枚焼けるか?
4.自動調理機能の違い
5.お手入れのしやすさの違い
6.価格の違い
という6つの違いがあるんですね。
そして、どっちのオーブントースターがおすすめかと言うと、
・1312wの高火力と黒遠赤ヒーターで食材の芯までしっかり加熱したい
・トーストを同時に3枚・直径25cmのピザを丸ごと焼きたい
・クロワッサンをサクッとふっくらアツアツに温めたい
このように考えている方には、タイガー KAT-A130がおすすめです。
これに対して、
・高火力スイッチヒーティングで料理を表面と裏面の温度ムラなく仕上げたい
・「サクサクフライあたため」コースでからあげ・コロッケ・とんかつを自動で温めたい
・手作りピザ・手作りパンを作りたい
・ガラス扉を取り外して隅々までキレイに掃除したい
・できるだけ価格が安い方がよい
このように考えている方には、象印 EQ-JA22がおすすめです。
今回は、タイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130と象印 オーブントースター EQ-JA22の6つの違いと2つのオーブントースターの共通点について詳しくレビューしてみました。
比較1 コンベクション機能を搭載しているか?
タイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130と象印 オーブントースター EQ-JA22の違いとしてまず挙げられるのが、コンベクション機能を搭載しているかどうかという点ですね。
タイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130は、その名の通り、コンベクション機能を搭載しているんですね。
コンベクションオーブンは、ヒーターから発する熱をファンを使って庫内全体に循環させて、食材を包み込んで加熱ムラなく調理することができるんです。
タイガー KAT-A130は、ヒーターから発する熱をファンを使ってコンベクション(対流)させることによって、通常のオーブントースターよりも、食材の焼きムラを抑えてふっくらと仕上げることができるんですね。
しかも、断熱Wガラス構造になっているので、熱を中に閉じ込め、広い庫内の熱を均一に保ち、料理を素早くおいしく仕上げることができるんですよね。
そして、タイガー KAT-A130は、熱風コンベクション&断熱Wガラス構造によって、従来の製品よりも30秒早くトーストを焼き上げることができるだけでなく、トーストの水分蒸発率も約8.9%削減することができるようになったんですね。
ですから、トーストの水分をしっとりと閉じ込めて、表面はサクッと、中はアツアツでしっとりふわっとしたトーストを焼き上げることができるんですよ~
これに対して、象印 EQ-JA22は、コンベクション機能を搭載していないんですね。
でも、「サクふわトースト」コースを搭載しているんですよね。
この象印 EQ-JA22の「サクふわトースト」コースは、トーストを焼く途中で、トーストの表面に焦げ目が付かない中温の温度帯で焼く時間を長くして、サクッとした食感に焼ける層の厚みを増やし、最後に一気に火力を上げて、最大温度で表面にこんがりと焼き色をつけて焼き上げるというものなんですね。
この「サクふわトースト」コースが本当にスゴいんですよね♪
“サクサク”“モッチリ”“ふわふわ”“しっとり”のすべてを兼ね備えた食感なんですよ~
トーストは表面の焼きムラも少なめで、香ばしく甘みもあって、本当においしいんです。
というわけなので、コンベクションオーブンで料理をしたいという方は、タイガー KAT-A130を選んだ方がよいですね。
でも、トーストの焼き上がりを比較すると、象印 EQ-JA22の「サクふわトースト」コースで焼いたトーストは、“サクサク”“モッチリ”“ふわふわ”“しっとり”をすべて兼ね備えていて絶品になるので、おいしいトーストを食べたいという方は、象印 EQ-JA22を選んでみるのもよいかもしれませんね。
比較2 火力やヒーターの本数は?
タイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130と象印 オーブントースター EQ-JA22の違いとして次に挙げられるのが、火力やヒーターの本数ですね。
KAT-A130 | EQ-JA22 | |
消費電力 | 1312W(ヒーター:1300W, ファン:12W) | 1032W |
ヒーターの本数 | 3本(上1本・下2本) | 4本(上2本・下2本) |
タイガー KAT-A130には、上1本・下2本のトリプルヒーターが搭載されているんですが、上のヒーターが黒遠赤ヒーターになっているんですね。
そして、この黒遠赤ヒーターは、従来の製品の遠赤ヒーターと比較すると、遠赤外線量が約5%アップしているんですよね。
ですから、タイガー KAT-A130では、上1本の黒遠赤ヒーターと下2本の遠赤ヒーターのトリプルヒーターによって、食材の内部も外側も効果的に加熱することができるようになっているので、こんがりふっくら、食材の芯までしっかりと温めることができるんですね。
しかも、ワット数が1312Wですから、かなりの高火力で加熱することができるんですよね。
これに対して、象印 EQ-JA22は、ヒーターの本数は4本となっていて、上2本が遠赤外線ヒーターになっているんですね。
そして、ワット数が1032Wということですから、タイガー KAT-A130と比較すると、火力が弱いのかなという感じですよね。
でも、象印 EQ-JA22には、高火力スイッチヒーティングが搭載されているんですね。
この高火力スイッチヒーティングは、上下ヒーターを交互に高火力で加熱することで、フライあたためやピザなど、調理するメニューに合わせて最適な温度で加熱するというものなんです。
従来のオーブントースターは、上下のヒーターで同時に加熱するので、食材の表面・裏面・中心の仕上がりに温度のムラができてしまうんですよね。
この点、象印 EQ-JA22の高火力スイッチヒーティングでは、上下ヒーターを交互に高火力で加熱することで、料理の表面と裏面をほぼ同じ温度に仕上げることができるので、料理に温度のムラができずに、おいしく仕上がるというわけなんですね。
というわけで、タイガー KAT-A130と象印 EQ-JA22の消費電力やヒーターの本数だけを単純に比較するだけでは、料理の仕上がりまでは比べられないかなという感じがしますね。
ですから、
と思っている方は、タイガー KAT-A130を選んだ方がよいですが、
と思っている方は、象印 EQ-JA22を選んでみるとよいかもしれませんね。
比較3 トーストを同時に何枚焼けるか?
そして、タイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130と象印 オーブントースター EQ-JA22の違いとして、トーストを同時に何枚焼けるのかという点が挙げられますね。
KAT-A130 | EQ-JA22 | |
外形寸法 | 幅37.7×奥行38.5×高さ24.5cm | 幅33.5×奥行29.0×高さ26.0cm |
庫内寸法 | 幅32.5×奥行26.0×高さ10.0cm | 幅27.0×奥行23.5×高さ11.0cm |
タイガー KAT-A130は、幅約32.5cmのワイド&ビッグ庫内なので、トーストを同時に3枚、直径25cmのピザも丸ごと焼けますし、グラタン皿も2皿同時に焼き上げることができるんですね。
ここで、メーカーの推奨のトーストの枚数は3枚となっているのですが、実はちょっと頑張れば、4枚並べて焼くこともできちゃうんですね。
ただ、やはりメーカーの推奨の枚数は3枚なので、4枚焼いたら焼きムラができるかもと思ったのですが、コンベクション機能のおかげで、庫内の温度も均一になるので、表も裏もそこそこキレイにこんがり焼き色が付いておいしそうに焼き上がりました。
とはいえ、トーストの焼き具合に強いこだわりがあるという方にはこの4枚焼きはおすすめできないかもしれません。
朝の忙しい時間に4人家族で、4枚同時に焼きたいという方は、4枚焼きにチャレンジしてみてもよいかもしれませんね。
これに対して、象印 EQ-JA22は、トーストを同時に2枚、直径20cmのピザを丸ごと焼くことができるんですね。
ですから、トーストを同時に3枚(あるいは4枚)、直径25cmのピザを丸ごと焼きたいと思っている方は、タイガー KAT-A130を選んだ方がよいかもしれませんね。
比較4 自動調理機能の違い
また、タイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130と象印 オーブントースター EQ-JA22の違いとして、自動調理機能のコースが挙げられますね。
KAT-A130 | EQ-JA22 |
トースト(常温・冷凍) | トースト |
フライあたため(常温・冷凍) | 冷凍トースト |
パンあたため | サクふわトースト |
ピザ | サクサクフライあたため |
グラタン | 窯焼き冷蔵ピザ |
こんがり上火 | 窯焼き冷凍ピザ |
もち | 窯焼き手作りピザ |
手作りパン |
象印 EQ-JA22の「サクふわトースト」コースが秀逸!
象印 EQ-JA22は、「サクふわトースト」コースを搭載しているんですね。
この「サクふわトースト」コースは、トーストを焼く途中で、トーストの表面に焦げ目が付かない中温の温度帯で焼く時間を長くして、サクッとした食感に焼ける層の厚みを増やし、最後に一気に火力を上げて、最大温度で表面にこんがりと焼き色をつけて焼き上げるというものなんです。
こうすることにより、トーストの表面はこんがりきつね色でサクッと、中身はモッチリふわっとした食感に焼き上がるんですね。
“サクサク”“モッチリ”“ふわふわ”“しっとり”のすべてを兼ね備えた食感の絶品トーストが焼き上がるんですよ~
ここで、タイガー KAT-A130と象印 EQ-JA22のトーストの焼き上がりを比較すると、やはり、象印 EQ-JA22に軍配が上がりますね♪
フライあたため機能の違い
タイガー KAT-A130と象印 EQ-JA22は、どちらも自動調理メニューに「フライあたため」コースが搭載されているのですが、その内容が若干異なるんですね。
タイガー KAT-A130の「フライあたため」コースは、常温と冷凍を選ぶことができるんですね。
冷凍モードでは、マイコンによる細かなヒーター制御で、温め始めは焦がさない温度で食材の中心まで解凍して、その後温度を上げて表面をサクッと温めることができるんです。
この冷凍モードの「フライあたため」コースは、冷凍モードを選べば、あとは自動で温め時間を設定して上手に温めてくれるので本当に便利なんですね。
これに対して、象印 EQ-JA22の「サクサクフライあたため」コースは、
・コロッケ
・とんかつ
の3つの専用コースを選ぶことができるんです。
しかも、個数で時間設定をしてくれるので、
例えば、コロッケ1個とか、唐揚げ3個とか選んだら、あとは自動で、コロッケ1個あるいは唐揚げ3個を温めるのに最適な温度・時間まできっちり自動で設定して温めてくれるというわけなんですね。
これがすばらしいんですよね♪
コロッケも唐揚げも、表面がサクッサクで、中までしっかりアツアツで、まるで揚げたてのような食感になるんですよ~
ただ、コロッケの温め直しだけを比較すると、タイガー KAT-A130もなかなか優れていて、表面はカリッと、中は芯までアツアツに温まって、象印 EQ-JA22と比べて甲乙つけがたいという感じですね。
唐揚げは、象印 EQ-JA22の方が、衣のカリッと感がよく出ていておいしいかな。
クロワッサンを焦がさずおいしく温められるか?
トースターでクロワッサンを温めようとすると、パンの表面が焦げてしまって、上手に温めることができないことが多いんですよね。
この点、タイガー KAT-A130には、「パンあたため」コースが搭載されていて、ボタンを押すだけで、後は自動で、クロワッサンを焦がすことなく、表面はサクサクで、中はアツアツふっくらおいしく仕上げてくれるんですね。
これに対して、象印 EQ-JA22は、クロワッサンの温め直しは、自動メニューに搭載されていないので、手動メニューで温めないといけないのですが、サクッと感が足りないかなという印象ですね。
「手作りピザ」「手作りパン」コースがあるか?
象印 EQ-JA22は、
・手作りパン
の自動調理コースを搭載しているんですね。
この点、タイガー KAT-A130では、「手作りピザ」「手作りパン」コースは搭載されていないので、手作りピザや手作りパンを作ってみたいという方は、象印 EQ-JA22を選んでみるとよいかもしれませんね。
比較5 お手入れのしやすさの違い
タイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130と象印 オーブントースター EQ-JA22のお手入れ方法はどうでしょうか。
タイガー KAT-A130は、パンくずトレイと焼き網を取り外して洗うことができるんですね。
また、深皿調理トレイの表面は、シリコン加工が施されていて、食材がこびりつきにくいので、使用後のお掃除も簡単で助かりますね。
そして、扉と庫内にドーム状のカバーが付いていてパンくずが入らない工夫がされているので、パンくずの掃除がしやすいところもポイントが高いですね。
ただ、焼き網の目が細かすぎるので、ちょっと洗うのが大変かなという感じがしますね。
これに対して、象印 EQ-JA22は、ガラス扉を取り外して洗うことができるんですね。
ガラス扉は中央のレバーを倒すだけで簡単に外すことができて、扉と本体の間に落ちたパンくずもキレイに取り除くことができるんですよね。
また、フチまでキレイにできるので、本当にお掃除がしやすいんです。
そして、庫内はフレームが少なくて広々しているので、焼き網を取り外せば、庫内の奥までスッと手が届いて、隅々までお掃除がしやすいんですよね。
パンくずトレイ・焼き網・庫内とガラス扉、全部隅々までキレイに掃除できるので、スッキリ清潔に保つことができてとてもよいです♪
お手入れのしやすさは、象印 EQ-JA22に軍配が上がりますね。
比較6 価格の違い
それでは、気になるタイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130と象印 オーブントースター EQ-JA22の価格を見てみましょう。
20022年8月9日現在、Amazonでの価格は、
タイガー KAT-A130 | 14,209円 |
象印 EQ-JA22 | 13,718円 |
となっています。
若干、象印 EQ-JA22の方が、価格が安くなっていますね。
タイガー KAT-A130と象印 EQ-JA22の共通点は?
さて、タイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130と象印 オーブントースター EQ-JA22の違いを見てきましたが、この2つのオーブントースターには共通点もあるんですね。
・冷凍パンも自動でおいしく焼き上がる
・自動調理機能を搭載している
・80℃~250℃の温度調節とタイマー機能を搭載している
このように、どちらのオーブントースターも、おいしいトーストを焼くことができますし、冷凍パンも自動でおいしく焼き上げることができるんですよね。
また、自動調理機能も搭載していて便利ですし、80℃~250℃の温度調節とタイマー機能で、グラタンなどのオーブン料理はもちろんのこと、焼き芋やお菓子作りにも大活躍なんですね。
タイガー KAT-A130と象印 EQ-JA22 どっちがおすすめ?
それでは、タイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130と象印 オーブントースター EQ-JA22、どっちを選んだらよいのでしょうか。
・1312wの高火力と黒遠赤ヒーターで食材の芯までしっかり加熱できる
・トーストを同時に3枚・直径25cmのピザを丸ごと焼ける
・クロワッサンをサクッとふっくらアツアツに温められる
このようなオーブントースターを探しているという方には、タイガー KAT-A130がおすすめです。
これに対して、
・高火力スイッチヒーティングで料理を表面と裏面の温度ムラなく仕上げられる
・「サクサクフライあたため」コースでからあげ・コロッケ・とんかつを自動で温められる
・手作りピザ・手作りパンを作ることができる
・ガラス扉を取り外して隅々までキレイに掃除することができる
・どちらかと言うと価格が安い
このようなオーブントースターを探しているという方には、象印 EQ-JA22がおすすめです。
まとめ
というわけで、タイガー コンベクションオーブン&トースター KAT-A130と象印 オーブントースター EQ-JA22の違いを比較してみましたが、
上記の2つのオーブントースターの共通点を踏まえつつ、
・1312wの高火力と黒遠赤ヒーターで食材の芯までしっかり加熱したい
・トーストを同時に3枚・直径25cmのピザを丸ごと焼きたい
・クロワッサンをサクッとふっくらアツアツに温めたい
と思っている方は、タイガー KAT-A130を選んだ方がよいですね。
これに対して、
・高火力スイッチヒーティングで料理を表面と裏面の温度ムラなく仕上げたい
・「サクサクフライあたため」コースでからあげ・コロッケ・とんかつを自動で温めたい
・手作りピザ・手作りパンを作りたい
・ガラス扉を取り外して隅々までキレイに掃除したい
・できるだけ価格が安い方がよい
と思っている方は、象印 EQ-JA22を選んだ方がよいですね。